昨年末に起きた山口真帆さんが自宅で男2人に襲われた暴行事件での渦中にあるNGT48が、現在の2チーム制を廃止して1期生と研究生での新体制で再スタートすることを発表しました。
事件から被害者本人のまほほんこと山口真帆とAKS運営との意見の食い違いや反論などが見られ、隠ぺいを疑われている運営体質にファンはもちろん世間から批判もたくさん出ています。
新潟県や新潟市には、行政のPR活動にNGT48を気用しないように要請する意見や苦情のメールが市民や県民だけじゃなく他県からも合わせておよそ2000件も入っているそうです。
花角英世知事は、すでに今年度の広告出演契約の更新を保留しています。
また、新潟市の新潟駅前にあるNGT48劇場は今月4月はずっと休館日が続いていて、まともにグループ活動ができていない開店休業の状況です。
果てには、国会で取り上げられるくらいの大きな話題となっている今回の事件です。
そんな事件が解決しきっていない騒動の中で、NGT48の新体制での活動をスタートさせるニュースが入りました。
これには一体、どんな運営の意図や目的があるのか?
考えられる理由についてまとめます。
NGT48にはチームNⅢとチームGの2つのチームがある
【NGT】NGT48組閣発表! 1期研究生全員昇格、新チームNIIIキャプテンに加藤美南を指名、チームG発足: pic.twitter.com/I5zm7Ivjr9
— AKB48の業務連絡。 (@AKB48_yaruka) 2018年4月14日
2019年4月時点のNGT48には、チームNⅢ(エヌスリー)とチームGの2つのチームがあります。
このチーム制で、それぞれのチームにメンバーが振り分けられて劇場公演が開催されています。
この方式はNGT48に限らず、AKB48やSKE48などの他のグループも同じで、48グループすべてがこのような体制で公演をおこなっています。
ただ、結成されたばかりのころはチームを結成せずに結成メンバーである1期生という名前で公演をするものです。
AKB48も、2005年の結成当時は1期生だけで公演をしていて、2期生が入ってきてから始めてチームAやチームKができてきました。
つまり、今回のNGT48の新体制である1期生と研究生というのは、まさに結成されてデビューしたばかりのころの活動形態になるんです。
NGT48は2015年に1期生26人で始まり、そのときはチームがなく1期生という名称で活動をしていました。
そして、2016年1月10日にチームNⅢ結成が発表されて、北原里英がキャプテンで荻野由佳が副キャプテンのチームNⅢができたわけです。
その後、2期生やドラフト3期生などのメンバーが新たに追加され、昨年の2018年には山口真帆が所属するチームGが結成されました。
現在のチームGは、キャプテンが本間日陽、そして副キャプテンを山口真帆が務めています。
新体制になると、メンバーたちがチームで分けられない結成当時の体系に戻るわけです。
チームごとの公演でセットリストの曲や演出の違いをつけるわけでもなく、グループ全部を1つにして劇場公演やグループ活動をしていくことになります。
新体制と言えるかもしれませんが、実質はデビュー当時の体制に戻るわけですね。
NGT48はなぜ2チーム制を廃止して新体制に?目的や意図は?
4月からの新体制に乗じて……事件は闇へと葬るのかなぁ……🤔
本気で解決する気があるなら、新体制前だよね???☺️
まほほん😞元気なのかなぁ?#NGT#NGT48暴行事件#山口真帆 pic.twitter.com/orO15PnX1W
— たかたかたかしー(^-^) (@suchisuchi_kayo) 2019年3月19日
NGT48が2チーム制を廃止して結成当時のやり方にする目的や意図は何なのでしょうか?
まだまだ暴行事件が解決していないで批判も多い中、運営がこの新体制を発表していく理由について考えてみました。
グループとしての再出発をファンや世間にアピールするため?
昨年の男性2人による山口真帆への暴行事件について、運営の株式会社AKSの対応への不満を世間が持って信頼が損なわれてきています。
事件発生から1ヶ月もして被害者である山口真帆本人がSHOWROOMでファンに訴えることでやっと発覚、なぜか山口真帆が復帰ステージで謝罪、運営の記者会見について山口真帆がTwitterで「なんで嘘ばかりつくんでしょうか。本当に悲しい」とツイート。
これらのことから運営への批判が高まり、スポンサー撤退や冠番組の終了などグループ存続の危機も感じられる状態になってきています。
運営はNGT48劇場支配人を今村悦朗から早川麻依子に変え、劇場副支配人として岡田剛の就任などの対応もしたりしてきました。
その延長や一環として、もう一度グループの原点である体制に戻って再スタートをアピールする意図があるんじゃないでしょうか。
「もう一度イチからやり直します」という、やり直したいメッセージを込めているのかもしれません。
メンバー全員を1つにまとめて1人1人を管理しやすくするため?
2チーム制では、劇場公演の出演はチームのメンバーごとになってきます。
もちろん、劇場公演がアイドルの仕事のすべてではありませんが、劇場公演がNGT48の活動の軸であるのは間違いないです。
そのため、チームをなくしてメンバー1人1人の活動をしっかり管理しやすくする意図もあるんじゃないでしょうか。
特に、今はSNSなどのインターネット上でメンバーが何か不用意な発言や書き込みをしないように注意したりチェックしたりする必要もあるでしょう。
そこで、メンバーを1つにまとめてしまう一本化にすることに決めたんじゃないでしょうか。
チームNⅢへのファンや世間からの批判をなくすため?
NGT48にはチームNⅢとチームGの2チームがあります。
その中で、山口真帆がフォロー解除をしたことで、事件の犯人とのつながりや犯行を指示した黒幕ではないかと噂されているメンバーはチームNⅢに所属しているんです。
事件直後に山口真帆がSNSのフォローを解除した太野彩香と西潟茉莉奈、1月12日にフォロー解除した荻野由佳と佐藤杏樹、元々フォローさえしていない加藤美南と山田野絵、NGT運営による第三者委員会報告の前にフォローを外した清司麗奈と中井りか。
これらのメンバーでは、中井りか以外はチームNⅢに所属するメンバーなんです。
かたや、山口真帆が現在所属しているチームGのメンバーはほぼ全てフォローしているメンバーであり、犯人とのつながりや事件への関与の噂も指摘もされていません。
(中井りかについては、事件そのものに関与しているのではなく関与しているメンバーと仲良くしているからフォローを外したという噂があります)
そのため、事件のイメージでチームNⅢとチームGとの間に人気の差がついてしまう危険性があります。(すでについているかもしれませんが)
チームNⅢのメンバー全員が事件や犯人との関与が噂されているわけではないですし、山口真帆がフォローしているチームNⅢのメンバーももちろんいます。
ただ、暴行事件への関与が噂されるメンバーがチームNⅢに所属しているメンバーなので、チームNⅢのイメージ低下はまぬがれないでしょう。
そこで、チームを1つにまとめることで、チームごとの世間の批判やイメージをなくすことにしようとしているのかもしれません。
このままで活動を再開しても、チームNⅢの公演に集客ができなかったり握手会の売り上げに響いたりする可能性もありますからね。
山口真帆の副キャプテンの肩書や立場をなくすため?
この子たちのこと「は」守りたい
チームGは「普通の」アイドルチームで良かったってそういうことだよねえ…
チームGメンバー全体もそうだし中でもまほほんの事を特に支えてた、れなぽんとりったんとあいにゃーだったりの株が凄い上がった pic.twitter.com/6a5F4bNLDy— アッキー (@maro_hina_tsugu) 2019年1月9日
これがかなり怖れていることなのですが、山口真帆の副キャプテンの立場をなくそうとしている目的もあったら、それはとても悲しいことです。
山口真帆は、チームGの副キャプテンを務めています。(キャプテンは本間日陽)
つまり、チームのまとめ役のような立場にいるわけです。
彼女のチームGへの気持ちはかなり強い者であり、事件があった直後の時期のTwitterではチームGについてツイートしています。
「この子たちのことは守りたい」「チームGが普通のアイドルチームでよかった」と、いう意味深なツイートがあったんです。
山口真帆の親友の菅原りこをはじめ、陰で支えてくれていたという長谷川玲奈や日下部愛菜などのチームGメンバーを守りたい気持ちが強いまほほんなんですね。
山口真帆は運営から事件のことを口止めされていたのに、1ヶ月経ってSHOWROOMやツイッターで事件を告発して公にしたのは、チームGのメンバーを自分と同じ危険な目に合わせないようにとも言われています。
そんなチームGを大切にしている副キャプテンの山口真帆ですが、グループのチームが1期生の一本化になってしまうと副キャプテンの立場でなくなる可能性があります。
彼女が再び副キャプテンかキャプテンに任命される可能性はゼロではないですが、そうならなかった場合は山口真帆はまとめ役ではないメンバーになってしまいます。
もしかしたら、運営はチームごとの派閥をなくしたいために、チームGを守ろうとする山口真帆のまとめ役としての立場をなくそうと考えているのでしょうか?
これは考えすぎであってほしいですが・・・
千秋楽公演で山口真帆のNGT48卒業発表はあり得る?
NGTのチームN3の千秋楽公演が終わって、ネットも少し荒れてますね💦
この後の山口真帆さん所属のチームG公演もあと少しで始まります!
沢山のAKS所属の人達に囲まれてる会場で、事件の真相を語ることは無理なこと!
それを理解して、山口真帆さんの公演を見守りましょう! pic.twitter.com/1Qvnhgnzlk— のぎー⊿⁴⁶ (@akazigon_0222) 2019年4月21日
NGT48の新体制発表のニュースについてまとめました。
まず注目すべきは、4月21日の2チーム体制での公演の千秋楽での運営のAKSからの発表です。
2チーム制の最後の場で、運営やメンバーから何か発表があるのかが注目されています。
運営が今までの管理や対処について非や甘さを認めるような発言をするのか?
これからの新体制でどのようにグループやメンバーを守っていくのか?
事件の真相についてはっきり明言するのか?
いろいろな注目がある中、もう1つ懸念されることは山口真帆のNGT48卒業発表があるのではないかという心配です。
山口真帆は101日ぶりの公演出演になるのでこれが卒業発表をするための場なのかもしれない・・・と、彼女を応援するファンからは不安の声があがっています。
柏木由紀はAKB48チームBとの兼任が解除されて、今後はNGT48のメンバーでなくなることがすでに発表されていますし、山口真帆もどうなるのかわかりません。
実は、山口真帆は一部のメンバーのフォローを外しているほかに、NGT48の公式アカウントのフォローも外しています。
また、AKB48グループの公式グッズを扱う通販サイト「AKB48グループショップ」では、山口真帆のサイングッズが突然の販売中止になっています。
これらのことが、山口真帆がグループを去ることへの前触れなのでは・・・と思わざるを得ません。
千秋楽公演で、果たしてどんな公式発表があるのか?
山口真帆の卒業発表はないのか?
公演のセトリの曲やパフォーマンスよりそこが気になってしまいますが、どうか山口真帆が報われるような展開になってほしいと願います。