2018年のAKB48じゃんけん大会の予備選と組み合わせ抽選会が、2018年8月10日~12日に開催されました。
予備選の会場は、51枚目のシングル「ジャーバージャ」の大握手会の会場です。
握手会の裏で、メンバーたちの熱い戦いが行われていたんですね。
AKB48のじゃんけん大会は、2018年の今回で9回目になります。
優勝したメンバーもしくはユニットには、「メジャーデビュー」という優勝賞品が与えられます。
シングル曲でセンターになれたことがないメンバーが、いきなりメジャーデビューできるチャンス。
また、優勝することで一気に話題にもなります。
メンバーたちにとっては、まさに大きなチャンスをつかみとれるかもしれない一大イベント。
会場での熱い勝負の様子は、生中継でファンに届けられます。
出場メンバーがいろいろ工夫した衣装を着て登場するのも楽しみの1つですね。
そんな一大イベントに、過去の大会ではどんなメンバーたちが優勝を勝ち取っていたのでしょうか?
じゃんけん大会の歴代優勝者はどんなメンバー?
今年のじゃんけん大会も楽しみですが、過去の優勝メンバーについてちょっとおさらいしておきましょう。
過去のじゃんけん大会では、どんなメンバーが栄光をつかみとっていたのか?
第1回の初代じゃんけん大会で優勝したクイーンは内田眞由美
記念すべき、第1回のAKB48じゃんけん大会で優勝したのは、うっちーこと内田眞由美です。
内田眞由美は5期生メンバーで、現在は焼肉店「焼肉 IWA」を経営している実業家です。
当時、うっちーはチームKに所属していましたが、知名度や人気があるメンバーとは言いがたい状況でした。
しかし、2010年9月に東京の日本武道館で開催された「AKB48 19thシングル選抜じゃんけん大会」で見事に優勝。
19枚目のシングル「チャンスの順番」でセンターを務めました。
現在の優勝メンバーにはソロデビューの特典が与えられますが、当初のじゃんけん大会の優勝賞品はシングル曲のセンターだったんです。
うっちーは、ほぼ無名ともいえる立ち位置からいきなりセンターになったことで話題をさらいました。
今でも、うっちーと言えばじゃんけん女王というイメージが多くのファンに残っています。
第2回じゃんけん大会優勝は篠田麻里子
第1回でうっちーが優勝したのに続いた、2011年の第2回じゃんけん大会。
このときに優勝したのは、まりこ様こと篠田麻里子でした。
総選挙でいつも上位にランクインしていた、いわゆる「神7」の1人です。
ただ、それまできちんとした単独センターは任されたことがなかったまりこ様。
第2回じゃんけん大会で優勝し、24枚目のシングル「上からマリコ」で初の単独センターになりました。
実は、もともと第2回じゃんけん大会の優勝メンバーがセンターになる曲は「上からマリコ」ではありませんでした。
そりゃそうですね。
この曲を用意しといて、篠田麻里子以外のメンバーがセンターになったらどうするつもりだったのか・・・
あ、中村麻里子が優勝だったらOKか(笑)
冗談はさておき、本来の優勝者がセンターで歌う予定だった曲は、SKE48の大場美奈が当時キャプテンを務めていたチーム4が歌った「走れ!ペンギン」だったんです。
「走れ!ペンギン」は、2013年のリクエストアワード100で1位を獲得した曲です。
私は、この曲めちゃくちゃ好きなんですよ。
じゃんけん大会前に用意しておいた曲「走れ!ペンギン」が篠田麻里子のイメージに合っていなかったため、急遽まりこ様のために用意した曲が「上からマリコ」なんですよ。
センターになったメンバーに合わせて曲を変更する事態になるとは・・・
これは運営スタッフのみなさんは想定外だったでしょうね。
第3回じゃんけん大会優勝メンバーは島崎遥香
2012年の第3回じゃんけん大会優勝メンバーは、ぱるること島崎遥香です。
「塩対応」という言葉が生まれるきっかけとなったメンバーがぱるる。
そんなぱるるが突如じゃんけん大会で優勝して、29枚目のシングル「永遠プレッシャー」で初センターになりました。
決勝戦で島崎遥香が対戦した相手は仁藤萌乃。
実は、島崎遥香はずっとチョキ、仁藤萌乃はずっとパーで勝ち続けて決勝で対決。
当然、仁藤萌乃はこのまま2人が同じ手だと負けてしまうので、出す手を変えるかと思われました。
しかし、2人は決勝でも出す手を変えず、当然のようにぱるるがチョキで勝利して優勝。
この一連の流れから、やらせや八百長の疑惑もファンから出てきました。
出す手をずっと決めていて、決勝でも変えたくない思いが2人にあったのでしょう。
最後まで同じ手で勝負したいと考えるのは、別におかしくはないです。
自分は変えなくても相手が出すのを変えてくる可能性は十分にあるんですし。
ちなみに、この第3回大会では初代クイーンの内田眞由美も4位になって選抜入りしています。
さらに、シングル選抜にずっとなっていた小嶋陽菜が初めて選抜落ちになり、選抜連続記録が30で途切れました。
第3回は、いろいろな話題が巻き起こったメモリアルなじゃんけん大会でしたね。
第4回じゃんけん大会優勝メンバーは松井珠理奈
2013年の第4回じゃんけん大会の優勝メンバーは松井珠理奈です。
当時、珠理奈はSKE48のほかにAKB48のチームKの兼任メンバーでした。
今でこそ、チーム8がチームAKB4のチームと兼任していますね。
でも、チーム8がなかった当時はSKE48やNMB48との兼任メンバーが数人いたんです。
その兼任メンバーの1人が松井珠理奈だったんです。
第10回AKB48世界選抜総選挙で1位となった松井珠理奈。
2013年の当時も人気はものすごかったです。
10枚目のシングル曲「大声ダイヤモンド」で早くも高橋みなみとのダブルセンターに抜擢されたりと、ずっと運営の推されメンバーだった松井珠理奈。
そんな珠理奈がじゃんけん大会で優勝してセンターの座を射止めます。
松井珠理奈がセンターになった曲のタイトルは、『鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの』。
76文字の超長いタイトル。
一般的には「鈴懸なんちゃら」と略して呼ばれています。
私も、ずっと「鈴懸なんちゃら」ってタイトルで覚えていますよ。
1回なんとか覚えてみたんですが、数日たったらもうきれいさっぱり忘れてました(笑)
単独センターは初だったとはいえ、珠理奈が優勝したことにやらせや八百長疑惑がまたも浮上。
今回も、珠理奈がずっとパーで勝ち続けたことが余計に疑惑の出る原因になりました。
八百長でなくても、「推されメンの珠理奈に相手が忖度していたのでは?」という疑惑まで浮上。
個人的にはガチでやっているとは思いますが、やっぱり推されメンバーが優勝しちゃうのはちょっとつまらない気がしないでもないですね。
運だけでセンターをつかみ取れるのがじゃんけん大会の趣旨ですから。
推されメンバーが優勝という結果が3年続いてしまうと、余計に疑ってしまう人も出てきてしまうのもある意味しかたないかもしれませんね。
やらせとか八百長とかは第3回大会でも言われていたことですが、実は第5回でも第6回でも優勝メンバーはほぼ同じ手で勝ち続けている結果になっています。
勝ち続けてきた勝負手をあえて変えずにいくメンバーが優勝している結果に。
しかも、第6回大会に関してはほぼ無名だった藤田奈那が優勝ですから、ガチと言っていいでしょう。
勝負の手を変えずに勝負し続けて優勝した結果が続いていた、ということです。
第5回じゃんけん大会優勝メンバーは渡辺美優紀
2014年の第5回じゃんけん大会は、NMB48のみるきーこと渡辺美優紀が優勝しました。
珠理奈と違って、みるきーはAKB48との兼任メンバーですらありませんでした。
つまり、純粋にAKB48以外のメンバーから初めて優勝者が出たことになります。
また、この第5回から優勝賞品が変わりました。
シングル曲のセンターではなく、ソロデビューになったんです。
優勝したみるきーは、「やさしくするよりキスをして」でめでたく単独デビューを果たしました。
ちなみに、この大会で準優勝したのが乃木坂46のメンバーを応援に従えて登場した小嶋陽菜。
この準優勝で、小嶋陽菜と乃木坂46のメンバーで「こじざか46」が期間限定で結成されました。
こじざか46のことは、いまだに覚えてますね。
突然、こじはるが乃木坂46のメンバー4人と登場して「ガールズルール」のダンスを始めたときはビックリ。
しかも、1回戦で乃木坂46の交換留学生の生駒里奈に勝利してからもトントン拍子で勝ち続け、ついに決勝まで行ってしまったんですから。
第5回じゃんけん大会は、いろいろなことが初めて起こった記憶に残る大会になりましたね。
第6回じゃんけん大会の優勝は藤田奈那
2015年の第6回じゃんけん大会では、藤田奈那が優勝します。
第1回大会以来、5大会ぶりに選抜未経験メンバーが優勝しました。
久しぶりに、じゃんけん大会の本来の意義を見ることができた結果でした。
なぁなこと藤田奈那は、2018年現在も現役の10期生メンバー。
壇蜜に顔立ちが似ていてセクシーなどファンの話題に上がることはあっても、今一つ人気が抜けきれないメンバー。
そんななぁなが、やっとじゃんけん大会の優勝で注目されました。
じゃんけん大会の優勝で注目され、「右足エビデンス」で見事ソロデビューしてまた注目の的。
これこそがじゃんけん大会の醍醐味でしょうね。
なぁなは、1回戦は不戦勝のラッキーな勝利から2回戦以降ずっとグーで勝ち続け、決勝ではちょりこと中西智代梨と対決。
お互いグーを出して譲らず、なんと6回ものあいこの末に7度目でなぁなはパーに変えてちょりに勝利。
ここでこだわりを捨てて柔軟に対応したなぁなに、勝利の女神は微笑みました。
選抜未経験のメンバーのなぁなが過去の大会のように同じ手をほぼ出し続けて優勝したことで、今までに起きていた八百長疑惑を払拭。
なぁなは、じゃんけん大会を変えたメンバーと言ってもいいかもしれません。
第7回大会の優勝メンバーは田名部生来
2016年の第7回大会では、干されと言ったら失礼かもしれませんがほぼ無名のメンバー田名部生来が優勝。
前回の大会に続いて、選抜常連ではないメンバーがじゃんけん大会で日の目を見ることになりました。
2016年の第7回大会の決勝戦の動画はこちら。
何というか、この結果にちょっとホッとしたのを覚えています。
選抜になかなか選ばれないメンバーが話題をさらうのが、じゃんけん大会の意義ではなかろうかと。
個人的に、たなみんこと田名部生来はちょっと注目していたメンバーだったので余計に嬉しかったですね。
マンガ、コスプレ、お酒、とちょっと他のメンバーとは違うアイドル路線を独自に歩んでいたたなみん。
3期生デビューから苦節10年の末に、ついに日の目を見たのはじゃんけん大会だからこそです。
たなみんはソロデビューではなく、じゃんけん大会の上位7人でのじゃんけん選抜「じゃんけん民」のセンターとしてユニット曲「逆さ坂」でデビュー。
ソロデビューではないものの、見事にユニットの単独センターでデビューを飾りました。
第8回じゃんけん大会の優勝はHKT48のユニット「fairy w!nk」
2017年の第8回じゃんけん大会では、HKT48の荒巻美咲と運上弘菜のユニット「fairy w!nk」が優勝します。
第8回から1人での出場のほかに、ユニットを組んでの複数人での出場も認められるようになりました。
AKB48のほかに、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48、STU48と他のグループからの出場もあって、1人ずつでの出場では開催が大変になったからでしょう。
ユニットでの出場が認められるようになったことで、誰と誰が組むのかなどの楽しみも増えましたし、衣装にも個性やバリエーションが増えました。
そんなバリエーション豊かになった第8回大会で優勝したユニットがHKT48の「fairy w!nk」。
みるんこと荒巻美咲と、なっぴこと運上弘菜の2人ユニットです。
HKT48の3期生と4期生の新しいメンバーのユニットが見事に優勝を飾り、「天使はどこにいる?」でメジャーデビューを果たしました。
こういうふうに、まだ新人のメンバーでも優勝してメジャーデビューできちゃうのもじゃんけん大会ならではですね。
この時の大会の決まり手は、順にグー・パー・チョキ・グー・チョキと統一しない勝負手での優勝でした。
そのときの直感で出す手を決めて優勝したという、AKB48じゃんけん大会では珍しいケースです。
fairy w!nkの2人は、2018年の第9回大会でもユニットを組んで本選出場を果たしています。
じゃんけん大会で初の連覇達成なるのか?
2018年も引き続き大注目のユニットです。
じゃんけん大会の初代から8代目まで歴代優勝者まとめ
最後に、第1回から第8回までの歴代優勝者をまとめます。
じゃんけん大会歴代優勝メンバー
第1回:内田眞由美
第2回:篠田麻里子
第3回:島崎遥香
第4回:松井珠理奈
第5回:渡辺美優紀
第6回:藤田奈那
第7回:田名部生来
第8回:fairy w!nk(荒巻美咲・運上弘菜)
2018年9月23日に開催される第9回AKB48じゃんけん大会は、果たしてどんな大会になるのか?
優勝するメンバー・ユニットは誰なのか?
今から結果が楽しみです。
~追記~
第9回AKB48じゃんけん大会「AKB48グループ第2回ユニットじゃんけん大会〜空気を読むな、心を読め!〜」の結果が出ました。
じゃんけん大会史上初となる驚きの結果はこちら。
⇒AKB48じゃんけん大会2018の優勝が決定!史上初の驚きの結果