AKB48チームBキャプテンの高橋朱里が3月4日に秋葉原劇場の公演の最後で卒業を発表しました。
彼女自身の生誕祭だったので、卒業発表があると想定していたファンは多くなかったかもしれません。
しかも、ただの卒業発表だけじゃなくその先の進路まで発表されました。
それは、韓国での再デビューというもの。
これまでに数多くの48メンバーが卒業発表をして卒業していきましたが、海外でのデビューも発表したメンバーはいないんじゃないでしょうか?
短期留学をしたメンバーなら、インドネシアのJKT48に交換留学した川本紗矢やメキシコに短期留学している入山杏奈がいます。
しかし、この2人の場合はAKB48メンバーの現役中の話です。
AKB48を卒業して海外で再デビューをする、しかもその進路を卒業発表の場で一緒にしてしまうのは48グループ史上初のことです。
なぜチームキャプテンという立場でもある高橋朱里は、AKB48を卒業して韓国での再デビューに進むことになったのか?
その経緯と考えられる理由をまとめます。
高橋朱里はチームBのキャプテンを務める主力メンバー
最年少でのキャプテン就任。
始めてのその立場。悩み苦しんだ。
そんな朱里ちゃんを見た、メンバーの言葉。
横山由依、大島涼花、北川綾巴、山本彩。#じゅりタイム#高橋朱里 pic.twitter.com/IWpZapkUw9— MAJE [マジェ] (@MAJE_1003) 2017年3月14日
まず、高橋朱里のプロフィールをまとめます。
高橋朱里プロフィール
チームBキャプテン
ニックネーム:じゅり、メッシ
所属チーム:チームB
生年月日:1997年10月3日
血液型:A型
身長:159センチメートル
体重:44キログラム
出身:茨城県鹿嶋市
キャッチフレーズは、「チームBキャプテンの高橋朱里です」。
とてもシンプルなキャッチフレーズですが、デビュー間もない研究生時代は「いつでも元気にスマイルフォーユー、12期研究生の高橋朱里です」と自己紹介していました。
チームキャプテンになって、中心メンバーの立場ではキャッチフレーズを使いにくくなったんですかね。
2代目総監督の横山由依が育てたキャプテン気質の人気メンバー
高橋朱里は、2011年2月にAKB48に12期生として加入しました。
同期メンバーには、現役で大森美優・佐々木優佳里・武藤十夢がいます。
また、先輩の11期生で現在は女優として活動している川栄李奈ともすごく仲がいいことで知られています。
そんな高橋朱里は、女優の夢を持ってAKB48に加入し、前田敦子や高橋みなみや篠田麻里子を憧れの先輩として挙げています。
そうそうたる先輩メンバーばかりで、じゅりの向上心や目標の高さがわかりますね。
そんな高橋朱里は、研究生になってわずか1ヶ月強で、大場美奈が当時キャプテンだったチーム4に正規メンバーとして昇格します。
このときは、加藤玲奈・岩田華怜・川栄李奈・田野優花の4人とともにチーム4に昇格しました。
チーム4の「走れ!ペンギン」と言えば、「AKB48 リクエストアワー セットリストベスト100 2013」で1位を獲得したくらい人気のある名曲で、私も大好きな曲です。
曲もMVもとてもかわいいし、軽快なリズムでお気に入りです。
「走れ!ペンギン」のMVの動画はこちら。
その後、チーム4がいったん消滅してしまってチームAに異動します。
そこで、当時のチームAキャプテンだった48グループ2代目総監督の横山由依に手塩にかけて育てられます。
これが今のキャプテンを務めるまでの高橋朱里につながっていて、新生チーム4が誕生したときには最年少の17歳の年齢でキャプテンに就任しました。
現在はチームBでキャプテンを務めていますが、年齢の割には落ち着いているメンバーの1人です。
キャプテン就任から総選挙の上位16人と選抜常連になる
総選挙12位をいただいた高橋朱里は、朱里の過去の選抜曲衣装身に纏った後輩とともに夏曲メドレーを披露させて頂きました!#感謝祭 #AKB48 #横浜アリーナ pic.twitter.com/k9QcZL6jOg
— 細井孝宏 (@taka_hos) 2018年8月2日
高橋朱里は加入から1ヶ月ちょっとで正規メンバーに昇格したとはいえ、当初はそこまで大きく目立っていたメンバーではありませんでした。
2011年のデビューの翌年の2012年には、レコード大賞を受賞した「真夏のSounds good!」でシングル表題曲の初選抜になるも、人数の多いときの選抜でした。
総選挙もまだランクインできるほどの人気ではなかったんです。
そんな高橋朱里が頭角を現してきたのが2014年になったころでしょうか。
テレビ東京系列のドラマ「セーラーゾンビ」で、大和田南那と川栄李奈とともに連続ドラマ初主演を果たし、総選挙でも28位で初ランクインになりました。
そして、翌年の2015年にはチーム4のキャプテンに最年少で就任するなど、どんどん主力メンバーの立場を確立していきました。
2018年には写真集「曖昧な自分」を発売しています。
今では、48グループ選抜総選挙で選抜メンバーの上位16人に毎年入るようになり、シングル選抜にもほぼ常連となるくらいです。
韓国のオーディション番組「produce48」でデビューに挑戦
#PRODUCE48 最終順位発表式 脱落8名
白間美瑠
宮崎美穂
竹内美宥
ハン・チョウォン
イ・カウン
パク・ヘユン
高橋朱里
下尾みう落ちるには惜しすぎる逸材ばかりㅠㅠ pic.twitter.com/yRVj6yqzkw
— PRODUCE_pickup (@Produce_Pickup) 2018年8月31日
チーム4やチームBのキャプテンを任せられ、メンバーのまとめ役として主力の立場になった高橋朱里ですが、大きな転機が2018年に訪れます。
それは、韓国のMnetで2018年の6月から8月まで放送されたアイドルサバイバル番組「produce48」です。
いわゆるオーディション番組で、韓国の練習生と日本の48グループのメンバーたちで韓国のアイドルグループでのデビューとなるメンバーを選んでいきます。
この番組に、じゅりは立候補して参加しました。
96人のデビュー候補者であるメンバーが厳しい評価の中で次々に脱落していく中、じゅりは日本でキャプテンを務めてきた素質を活かしてがんばっていきます。
グループバトル評価では、同じグループだった現IZ*ONEメンバーのチョ・ユリからセンターに推薦されたこともありました。
韓国の視聴者投票でも人気を集めて、ファイナリストの20人まで見事に残ったんです。
最後のデビュー評価では、センターを務めるチェ・イェナに日本語の歌詞を教えてサポートしていた姿が印象的でしたね。
イェナとはとても仲良しで、プデュ48終了後も連絡を取り合っているとか。
残念ながら最終順位では16位となり、デビューとなる上位12人に入ることはできませんでしたが、韓国の地でファイナリストまで残った功績は素晴らしいものでした。
このため、韓国の視聴者の印象にもかなり残っていて知名度も高いんです。
ちなみに、ファイナリストのほかの日本人練習生には、15位に宮崎美穂、17位に竹内美宥、18位に下尾みうが入っています。
ファイナリストに残って韓国でのステージの再挑戦を語っていた
韓国のproduce48での挑戦を終えて帰国した高橋朱里ですが、韓国での経験が彼女にとってかなり大きなものだったようです。
日本への帰国後のインタビューでも、「でも、まだ諦めてないです。また韓国のステージに立ちたいから。」と答えています。
韓国でのレベルや考え方の違いなどを肌で感じ取って、韓国で挑戦したい気持ちがじゅりの中にできあがったのではないでしょうか。
実際に、produce48からIZ*ONEメンバーとしてデビューした48グループメンバーの宮脇咲良・矢吹奈子・本田仁美の3人の活躍も今まで見てきたはずです。
また、乃木坂46のメンバーだった川村真洋も、乃木坂46を卒業後に2月23日にMAHIRO名義でK-POPグループ「Z-GIRLS」のメンバーとして韓国デビューしています。
48グループや坂道グループから韓国デビューしたメンバーたちの姿を見てきて、大きな刺激も受けてきたんでしょう。
高橋朱里はもともとK‐POP志向が高かったということなので、実際に韓国でK-POPの実態を経験したのが韓国で挑戦する気持ちをもっと強めたんじゃないでしょうか。
produce48終了後に韓国の事務所からスカウトされていた
高橋朱里が卒業することを発表致しました。本人が語った「AKBが大好きだからこそ挑戦したい」。近い将来、韓国Woollim Entertainmentから韓国デビューすることも併せて発表されましたが、夢に向かって一歩を踏み出す朱里の、今まで以上に温かいご支援・ご声援いただければと思います。 pic.twitter.com/zy8emOOvYU
— 細井孝宏 (@taka_hos) 2019年3月4日
卒業発表のときに語られたことですが、実はじゅりはprodecu48の番組が終わった後に韓国の芸能事務所から声をかけられたとのことです。
その芸能事務所は、「Woollim Entertainment(ウリムエンターテインメント)」です。
ウリムはINFINITEやLovelyzなど数多くのアイドルが所属している事務所です。
produce48からIZ*ONEメンバーになった、のクォン・ウンビとキム・チェウォンの2人も在籍しています。
プデュ48を終えて韓国で挑戦したい気持ちがまだあるところに、韓国の芸能事務所からスカウトされたとなればやはり挑戦したくなるものでしょう。
スカウトされて自分で考えて決断し、卒業発表までの間も準備のために韓国と日本を行き来していたそうです。
韓国での再デビュー理由は?違う環境で新たな挑戦を望んだ?
日本ではAKB48でチームBキャプテンという中心人物になり、シングル曲や総選挙でも選抜常連になるほどのメンバーにまでなった高橋朱里です。
そんな彼女が、韓国での再デビューを決めた理由は何なのでしょうか?
韓国のK-POPや世界で活躍するアイドルになる憧れももちろんあるでしょうけど、じゅり自身のまた新たに挑戦したい気持ちが大きいのではないかと思います。
日本では48グループのチームキャプテンとなり、選抜メンバーにまでなった。
ただ、選抜総選挙では16位以内の選抜メンバーに3年連続に選ばれるも、上位7人に入る「神7」の目標は達成できずにいました。
そこで、少なからず現在の状況に限界を感じていたのかもしれませんね。
でも、日本を出てproduce48に挑戦したら、まだまだ挑戦できて上を目指せる可能性を感じ取ったんじゃないでしょうか。
高橋朱里は、キャプテンを長く務めていてまとめ役としての資質があるだけじゃなく、向上心もとても高いメンバーです。
そんな性格のじゅりは、日本での今の立ち位置を捨てて、新たに環境も何もかも変えて再挑戦してもっと上を目指したいと考えたんだと思います。
韓国で再デビューをしていずれは世界的なアイドルに?
朱里の生誕祭💐そして卒業発表!
だいだいだいすきな朱里ちゃん。さみしいけど新たな挑戦を決めた姿がとても頼もしく見えたので、精一杯応援したいです😌✨
それにしても久しぶりに緊張してる朱里が可愛かった〜🤤笑 pic.twitter.com/6l33rmLCaS— 柏木由紀 (@Yukiriiiin__K) 2019年3月4日
高橋朱里の韓国デビューの経緯や理由についてまとめました。
韓国でのproduce48がきっかけで、AKB48を卒業して韓国での再デビューの道を選んだじゅり。
その熱い思いで、TWICEやIZ*ONEのようなグローバルなアイドルになるんじゃないでしょうか。
これからのことはまだまだ未定で、日韓のアイドルグループのメンバーとしてデビューするのではないかと言われていますが詳しいことは発表されていません。
AKB48の卒業公演や活動終了日の時期もいつなのかは未定で、これから少しずつ詳細や予定が発表されていくでしょう。
AKBのチームキャプテンの大きな決断をぜひ応援していきたいですね。